発達特性・働く人のメンタルケアに強い精神科です

人形町駅 A3出口 徒歩1分 03-5644-0556

職場のメンタルヘルス

このページでわかること

当院の「職場のメンタルヘルス」について、対象となるご相談と診療の進め方をご案内します。

仕事のストレスは、気分、睡眠、身体症状、集中力や判断力に影響します。「まだ働けているから」と我慢し続ける必要はありません。当院では、症状の治療だけでなく、休養、働き方の調整、休職・復職などを含めて状況を整理します。

安全を保てないほどつらい場合
強い希死念慮、自傷・他害のおそれ、過量服薬、意識や会話が普段と大きく異なるなど、ご本人や周囲の方の安全に関わる緊急性がある場合は、通常の予約を待たず119番・110番または救急医療機関等へご相談ください。

仕事に関するこのような変化はありませんか

  • 朝になると動けない、遅刻・欠勤が増えた
  • ミスが増え、以前より判断や作業に時間がかかる
  • 上司・同僚とのやり取りや、会議・面談が強い負担になっている
  • 仕事のことを考えると、動悸、吐き気、頭痛、腹痛などが起こる
  • 眠れない、早朝に目が覚める、休日も疲れが取れない
  • 帰宅後や休日も仕事の考えが止まらず、気持ちを切り替えられない
  • 飲酒や睡眠薬の量が増えている
  • 退職・休職を急いで決めたくなるほど追い詰められている

不調の背景は一つではありません

業務量、長時間労働、人間関係、異動・昇進、職場での出来事などの環境要因に、睡眠不足、うつ・不安、発達特性、身体疾患などが重なっていることがあります。診察では「本人の弱さ」や「職場だけの問題」と決めつけず、症状と環境の両面を確認します。

当院で相談できること

  • 状態の評価:症状、仕事への影響、睡眠、生活、身体の状態などを確認します。
  • 治療:休養や生活調整、診察での心理的支援、必要に応じた薬物療法などを検討します。
  • 働き方の整理:業務量、勤務時間、仕事内容、対人関係など、負担になっている点と調整できることを整理します。
  • 休職・復職の相談:症状や勤務状況を踏まえ、休職の必要性や復職準備について相談します。
  • 診断書・書類:診療記録と医学的判断に基づき、勤務先へ提出する診断書や傷病手当金支給申請書などについてご相談いただけます。
  • 外部支援との連携:必要に応じて、産業医・保健スタッフ、リワーク、就労支援機関などとの連携や利用を検討します。

休職・復職を考えるとき

休職について

休職が必要かどうかは、症状の強さだけでなく、安全に通勤・勤務を続けられるか、仕事を続けることで症状が悪化していないか、職場で調整できることがあるかなどを踏まえて医学的に判断します。

勤務先によって休職制度や必要な書類が異なります。会社の就業規則や提出書類、指定様式などが分かる場合は、診察時にお知らせください。

復職について

復職は、「症状が少し軽くなった」ことだけで判断するものではありません。勤務日に近い生活リズムを一定期間維持できるか、日中の活動を続けられるか、通勤や勤務を想定した活動が可能か、不調が再び強くなった場合の対処を整理できているかなどを確認しながら進めます。

主治医は病状や治療経過に基づいて、職場復帰が医学的に可能な状態か、どのような配慮が望ましいかについて意見を示します。一方、実際の仕事内容、職場の安全管理、受け入れ体制なども含めた最終的な復職の判断は勤務先が行います。

休職中の過ごし方や復職準備について詳しくはこちらをご覧ください。

主治医・産業医・勤務先の役割

  • 主治医:症状や治療経過を確認し、療養の必要性や職場復帰が医学的に可能な状態か、就業上どのような配慮が望ましいかについて意見を示します。
  • 産業医・保健スタッフ:実際の仕事内容や職場環境を踏まえ、就業上の配慮や職場復帰支援について勤務先と検討します。
  • 勤務先:主治医や産業医等の意見、就業規則、仕事内容、安全配慮、受け入れ体制などを踏まえて、休職・復職や就業上の措置を判断します。
  • ご本人:体調や希望を伝え、治療を継続しながら、勤務先と必要な手続や復職準備を進めます。

職場でのトラブルやハラスメントについて

職場での人間関係や、ハラスメントと感じる出来事が心身の不調に影響している場合もご相談いただけます。当院では、その出来事によって生じている症状や治療の必要性について医学的に評価します。

一方、特定の出来事が実際にハラスメントに該当するか、どちらの主張が正しいかといった事実認定や、労務・法律上の判断を医療機関で行うことはできません。必要に応じて、勤務先の相談窓口、労働局、法律相談などの利用もご検討ください。

職場との情報共有について

診療内容や病名を、ご本人の同意なく勤務先へ伝えることはありません。職場との情報共有が診療や復職支援のために必要な場合は、目的と共有する内容を確認し、原則としてご本人の同意を得たうえで必要な範囲で行います。

診断書・各種書類について

医学的に必要と判断した場合は、休職・療養・復職・就業上の配慮などについて診断書を作成します。診断書は、ご希望どおりの病名・期間・文言を必ず記載できるものではなく、診察内容と診療記録に基づいて医師が作成します。

診断書・各種書類の作成には、内容に応じて3営業日~2週間程度かかる場合があります。提出期限に余裕をもってご相談ください。勤務先指定の様式がある場合は、受診時にお持ちください。

診断書・各種書類の種類・料金についてはこちらをご覧ください。

初診時に役立つもの

  • いつから、どのような症状があり、仕事にどう影響しているかのメモ
  • 仕事内容、勤務時間、残業、異動、欠勤などの経過
  • 会社の休職・復職制度や、指定の診断書様式(お持ちの場合)
  • 産業医・保健スタッフとの面談記録や紹介状(お持ちの場合)
  • お薬手帳、健診結果、過去の診療記録・検査結果(お持ちの場合)

受診までの過ごし方

  • 睡眠と食事を優先し、持ち帰り仕事や休日の仕事をできる範囲で減らす
  • 飲酒で眠ろうとせず、飲酒量や睡眠薬の使用が増えている場合は診察で伝える
  • 症状が強い時期には、退職など生活への影響が大きい決断を一人で急がない
  • 利用できる場合は、産業医・保健スタッフ・社内相談窓口などにも相談する