ご家族、パートナーなどからのご相談も受け付けています。「以前と様子が違う」「受診をすすめたいが、どう声をかければよいかわからない」「本人が受診を希望していない」といった場合も、ご本人がまだ来院を決めていない段階から状況を整理することができます。
ご本人が来院しない場合は「家族相談」をご利用ください。
ご家族・パートナー等のみで相談される場合は、自費の「家族相談」となります。WEB予約では「家族相談」をお選びください。
安全を保てない可能性がある場合
強い希死念慮、自傷・他害のおそれ、過量服薬、意識や会話が普段と大きく異なるなど、ご本人や周囲の方の安全に関わる緊急性がある場合は、通常の予約を待たず119番・110番または救急医療機関等へご相談ください。安全が確保できる範囲で、ご本人を一人にしないこともご検討ください。
このような変化はありませんか
- 表情が暗く、以前楽しめていたことに反応しなくなった
- 朝起きられない、仕事・学校・外出を避ける日が増えた
- 眠れない、寝すぎる、食欲が落ちた・増えた
- 怒りっぽい、涙もろい、話がまとまらないなど、普段との違いがある
- お酒や薬の量が増えた、お金の使い方や行動が大きく変わった
- 「もう無理」「消えたい」「自分には価値がない」などと話す
- 家族だけでは支えきれず、どのように対応すればよいかわからない
声をかけるときのポイント
- 落ち着いて話せる時間と場所を選ぶ
- 診断名を決めつけず、「眠れていないようで心配」など、実際に見えている変化を伝える
- 正しさを説得するより、まず本人の話を否定せずに聴く
- 「予約を一緒に取る」「初回だけ付き添う」など、具体的な手助けを提案する
- 一度断られても、安全を確認しながら時期を変えて声をかける
無理に問い詰めたり、怠けや性格の問題と決めつけたりすると、ご本人がさらに話しにくくなることがあります。一方、安全面が心配な言動がある場合には、「死にたい気持ちはあるか」「具体的な方法を考えているか」などを落ち着いて確認し、緊急性が高い場合は救急につないでください。
ご本人が受診を望まないとき
ご本人が来院されない場合は、家族相談(自費)として、ご家族・パートナー等からお話を伺います。現在の生活、仕事・学校、人間関係、これまでの経過などを整理し、受診を考える目安、声のかけ方、利用できる支援の方向性などを一緒に検討します。
ご本人が不在の家族相談では、ご本人の診断、処方、診断書の作成はできません。
診断や治療が必要な場合は、原則としてご本人の受診が必要です。また、ご本人が受診していない場合の家族相談は保険診療ではなく自費となります。
家族相談で整理できること
- 現在の状態と、受診を急ぐべきサイン
- ご本人への伝え方、受診をすすめるタイミング
- 家庭・学校・職場などで負担を減らすために考えられること
- 医療機関、行政、学校・職場などへの相談の進め方
- ご家族が対応する際に気をつけること
- ご家族自身の負担を軽減するために利用できる支援
ご本人が当院へ通院中の場合
ご家族から当院へ情報をお寄せいただくことはできます。ただし、守秘義務のため、ご本人の同意なく診療内容や個人情報をお伝えできない場合があります。
また、診療上必要な場合には、ご家族からいただいた情報を診療記録に残し、診療の中でご本人と確認することがあります。ご家族との情報共有の方法は、ご本人の安全、治療上の必要性、治療関係などを踏まえて判断します。
相談前にまとめておくと役立つこと
- いつ頃から、どのような変化があったか
- 睡眠、食事、仕事・学校、金銭管理など生活への影響
- 服用中のお薬、飲酒、既往歴、これまでの受診歴
- 自傷・他害、過量服薬、失踪など、安全面で心配な出来事
- ご本人が困っていること
- ご家族が最も心配していること、今回相談したいこと
ご本人が受診することになった場合
ご本人が受診を希望された場合は、通常の精神科・心療内科の初診としてWEB予約の「医師診察」を選択してください。ご家族の同席を希望される場合は、予約時または受付時にお申し出ください。
ご家族がまとめた経過のメモや、服用中のお薬、これまでの受診歴などがある場合は、診察の参考になることがあります。
支える方ご自身のケアも大切です
こころの不調がある方を支えることは、ご家族にとっても大きな負担になることがあります。家族だけで抱え込まず、身近な支援者、医療機関、行政等の相談窓口も必要に応じてご利用ください。
ご家族自身に不眠、気分の落ち込み、強い不安などが続いている場合には、ご自身の受診についてもご検討ください。