こんにちは
突然ですが、私はよくコーヒーを飲みます。ほぼ毎朝飲んでいます。飲むと眠気が覚め、仕事などにも取り組みやすくなります。ただ夕方以降に飲むとほぼ寝付けなくなるので朝だけにしていますが、そうすると夕方くらいから首や肩が痛くなります。いわゆるカフェインの離脱症状ですね。
さて、最近カフェインを含む食品が多く出回るようになっています。エナジードリンクの種類も多くなりました。グミにもカフェインが入っているのを見て驚いたりしています。
これだけ普及するようになりましたが、よいんでしょうか、と思ったので調べました。
カフェインの作用
よく知られているのは以下の3つです。
眠気覚まし
皆さん眠いときとか仕事が切羽詰まって徹夜になるときにコーヒーやらエナジードリンクやら飲むと思いますが、よく知られている効果です。実際には脳のアデノシン受容体というスイッチにくっついてスイッチをオフにします。するとドパミンやらがよく出るようになりやる気や覚醒を促すようになります。コーヒー1杯弱(ドリップコーヒー180mlの中にカフェイン100㎎くらい)くらいから起こってくる作用ですが、量を増やしても効果はあまり変わりません、むしろ弱くなることがあるので注意が必要です。勝負所で飲むというのが正しい使い方かと思います。
筋力アップ
スポーツをする人などには知られていますが、実はカフェインは筋肉の収縮力を上げます。これもコーヒー一杯から起きてくる効果で運動の前に飲むとパフォーマンスが上がります。以前はドーピングだとして禁止されていたりしました。
心臓への影響
コーヒーの効果として脂肪分解とかも起きてくるようですが、高容量必要なのでそこまで飲むと心臓に負担がかかります。400mg以上は危険域だそうで不整脈で亡くなった人もいます。一方で通常の量であればもともと不整脈を持っている人や心筋梗塞の人に対しても特に悪さはしないようです。
アルツハイマー病の予防
カフェインの神経への影響としては前述ですが、神経の保護作用もあるようです。慢性的にカフェインを摂っている人はアルツハイマー病(認知症)になりにくくなるようです。
カフェインと向精神薬
ここまで見ると割と神経によさそうですが、精神科と絡むと少し注意が必要です。代謝(分解されて体から排出されること)が肝臓で行われるのですが、その際に一部の向精神薬と競合してしまうため薬の効果やカフェインの効果が強く出ることがあります。このような薬にっはフルボキサミン、デュロキセチン、オランザピン、ラメルテオンなどがあります。
ついでにいうとタバコはカフェイン(と上記の薬)の代謝を早めます。ここだけ見るとタバコを吸いながらコーヒーを飲むという昔のカフェでみられた光景は無駄が多かったということですね。この意味だけでは似と思いますが。
自分の量を見極めよう
今見てきた限りとりあえず摂りすぎなければ問題はないようです。ただ個人差が多いらしく、上には目安を書きましたが人によっては強く感じたり、全然聞かなかったりします。また常用している人とほとんど摂らない人でも変わってくるのでそれぞれに適した使い方を見極めたほうが良いでしょう。