人形町駅前こころのクリニック院長の山内孝夫です。
当院は「心の不調を、もっと早く・もっと気軽に相談できる場所でありたい」という思いから開院しました。精神科を専門として歩んできた15年間の臨床経験と、官公庁・企業での産業精神保健の現場経験を活かし、患者さまそれぞれの背景に寄り添った診療を目指しています。
私は2009年に防衛医科大学校を卒業後、海上自衛隊医官として各自衛隊病院に勤務しました。過酷な任務に向き合う隊員の方々の心のケアに携わり、緊急の対応やストレスマネジメント、復職支援など、精神医療の「現場で使える力」を徹底的に学びました。
その後、精神科単科病院や民間クリニック、会計検査院・健康管理医を経験し、産業医として官公庁でのメンタルヘルス対策にも携わりました。精神医学は“病名”ではなく、“人”を診る学問であると強く実感しています。
診療では、「エビデンスに基づいた最小限の薬物療法」と「脳や身体の栄養面を踏まえたアプローチ」を重視しています。
たとえば、睡眠・栄養・自律神経・腸・ホルモン・ストレスなどのバランスが崩れると、薬だけでは解決できない不調が現れます。必要なときには薬を使いますが、過剰な投薬に頼らず、栄養精神医学・生活リズムの分析・心理的整理などを組み合わせて、根本的な回復を目指します。
また、発達特性(ADHD・ASDなど)や職場の人間関係に悩む方のご相談も多くいただきます。私は問題を単に“性格のせい”“本人の努力不足”と捉えるのではなく、認知の癖・環境要因・ストレス耐性などを整理し、一緒に「対処可能な形」にしていくことを大切にしています。
必要な場合には、復職・休職の判断や主治医意見書の作成、企業側への産業医的アドバイスも行っています。官公庁での経験を活かし、法令を踏まえた対応も可能です。
“こころの不調”は目に見えないため、自分を責めたり、周囲に理解されず苦しんでしまうことがあります。そんなときこそ、専門的な視点と優しい対話が役に立ちます。
当院では、患者さまが主体となり、自分らしい生き方を取り戻すためのサポートを提供します。対話・検査・栄養・リズム・環境調整など、治療が「一つの方法だけにならないこと」。それが私の考える精神医療の姿です。
どうぞ安心してご相談ください。
こころの回復には、年齢や職業に関係なく可能性があります。
皆さまの人生が少しでも軽く、健やかなものとなるよう、力を尽くしてまいります。
人形町駅前こころのクリニック
院長山内 孝夫


