ご家族のなやみのページ
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ご本人が「つらい」と言えない場合でも、まわりの家族が変化に気づくことがあります。
表情が暗くなった、笑顔が減った
朝起きられず、外出が難しそう
仕事・学校の話題を避ける
食欲や睡眠が乱れている
怒りっぽい/泣きやすい
集中力が落ちている
家事や日常動作が負担に見える
「もう無理」「疲れた」という言葉が増えた
小さな変化の積み重ねが、心身が限界に近づいているサインの場合があります。
家族にできることは、特別な技術よりも“安心して話せる環境をつくること”が中心です。
アドバイスよりも、まずは「聞く姿勢」
評価・比較・指示を避ける
「つらかったね」と気持ちを受け止める
話すだけで負担が軽くなることがあります。
「がんばって」「気持ちの問題だよ」などの言葉は逆効果
無理に励まそうとせず、“今の状態を認める” ことが大切
家事の一部を代わる
生活リズムを一緒に整える
外出や連絡の負担を減らす
さりげない支援が、回復の余力をつくります。
次のような声かけが効果的です:
「専門家に話してみるのはどうかな?」
「一緒に行くよ」
「まずは相談だけでも大丈夫だよ」
強制するのではなく、選択肢として提案することがポイントです。
ご家族に次のような様子がある場合、受診をおすすめします。
2週間以上つらい状態が続いている
仕事・学校に行けなくなってきている
食欲や睡眠が明らかに乱れている
不安・落ち込みが強く、生活が回らない
朝起きられず、外出が困難
「消えたい」「もう無理」といった言葉が増えている
身体症状(動悸・息苦しさ・頭痛)が続く
早めに医療につなぐことで、悪化を防ぎやすくなります。
症状だけでなく、環境・性質など背景まで把握します。
睡眠・不安など必要な部分に限定して検討します。
休職・復職の実務的な相談にも対応。
声かけの方法や距離感を一緒に検討し、
ご家族の不安や負担もサポートします。
ご家族が受診を検討する際の流れをまとめています。
→ 初診案内ページへ