復職を考えるときに知っておきたいこと

〒103-0013 東京都中央区日本橋人形町2丁目6-7 SIL人形町7F
03-5644-0556
WEB予約 WEB問診 お問い合わせ
ヘッダー画像

復職のページ

復職を考えるときに知っておきたいこと

復職を考えるときに知っておきたいこと

復職を検討するタイミング

次のような状態になってきたら、復職準備を始める目安になります。

  • 気力が戻り、家事や日常生活がこなせる

  • 不安や落ち込みが大きく波打たなくなってきた

  • 集中力が一定時間続くようになった

  • 生活リズムが整い、睡眠が安定している

  • 気持ちが揺れても自分で対処できる時間が増えた

  • その時の気分で外出ができるようになってきた

「完全に元気になってから」でなくて構いません。

大切なのは、働き続けられる基礎体力と安定性が戻っているかです。

復職前に確認したいポイント

1. 生活リズムが安定しているか

  • 毎朝同じ時間に起きられる

  • 夜の睡眠が十分にとれている

  • 昼夜逆転がなくなっている

生活リズムは復職の“基礎体力”そのものです。

2. 集中力・作業持続力が戻っているか

  • 1〜2時間程度の作業が続けられる

  • 簡単なタスクならスムーズにこなせる

  • 外出や読み書きで疲れすぎない

段階的に負荷を増やして確認することが重要です。

3. 不安や気分の波が小さくなっているか

  • 出勤を想像しても“圧倒される感じ”が減っている

  • 気持ちの沈みや焦りが短時間で回復する

  • 日常的なストレスに耐えられている

波がゼロである必要はありませんが、自力で持ち直せる範囲かどうかが重要です。

4. 復職の流れ・働き方の調整

  • 復職の際に人事・産業医などの面談が必要か

  • 社内手続きにどれだけ期間がかかるか

  • 復職する場所は同じ場所か異なるか

  • 部署異動や業務量・シフト・役割などでの軽減業務が可能か

  • 通常業務にもどるまでの流れ

復職は “同じ働き方に戻る” のではなく、無理なく働ける条件を再設計するプロセスとも言えます。

復職の一般的な流れ

職場の制度により細かな違いはありますが、基本的な流れは以下の通りです。

1. 医療機関で復職可能かどうかを評価

  • 症状の経過

  • 睡眠リズム

  • どの程度外出できるか

  • 事務作業などへの集中力はどうか

  • 復帰の流れはどのような形か

  • 職場環境調整は可能か

これらを総合的に確認します。

2. 復職可の診断書の作成

復職開始日、必要な配慮(段階的な勤務時間など)について職場と調整しながら作成します。

3. 会社との面談・復職計画の策定

  • 勤務時間

  • 業務量

  • シフト

  • ミーティング頻度

  • 配慮事項

無理のない計画を会社と一緒に立てます。

4. 復職開始・段階的な勤務

最初は短時間勤務や負荷の低い業務から開始し、体調の安定を確認しながら段階的に戻していきます。

再発を防ぐために大切なこと

復職後は、以下が特に重要です。

  • 睡眠・生活リズムを優先する

  • 仕事を抱え込みすぎない

  • 疲労やストレスを早めに調整する

  • 定期的な医療フォローを続ける

  • 環境の問題点を一人で抱え込まない

復職は「ゴール」ではなく、安定して働き続けるためのスタートラインです。

当院でのサポート

● 復職可否の判断

状態・体力・集中力・再発リスクを丁寧に評価します。

● 復職診断書の作成

段階的な勤務や配慮事項の記載にも対応します。

● 環境調整や働き方の提案

負荷がかかりやすいポイントを一緒に整理します。

● 復職後のフォロー

状態の安定と再発予防のため、段階的にサポートします。

初めて受診する方へ

受診の流れや当日の所要時間はこちらにまとめています。

初診案内ページへ

関連ページ